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この記事は漫画「理想のヒモ生活」単行本1巻を読んでのレビュー・感想記事になります。これから本作を読んでみたい、購入前の参考にしたい、という方の参考になれば嬉しいです (*´ω`)ノ
目次
漫画「理想のヒモ生活」とは
原作は「小説家になろう」で2011年6月から連載されているライトノベル小説「理想のヒモ生活」。原作者は渡辺恒彦。小説家になろうを原案として、ストーリーを大幅改稿した文庫本がヒーロー文庫より刊行されている。
漫画・コミックスはKADOKAWAの「ヤングエース」で連載中。キャラクター原案は文倉十、作画は日月ネコ。
「理想のヒモ生活」あらすじ
月の平均残業時間が150時間を超えるブラック企業に勤務する主人公・山井善治郎(ぜんじろう)。コンビニで弁当を買い、自宅に帰る途中だったが…気がつくと異世界の宮中に召喚されていた?
善治郎を召喚したのは褐色の美女アウラ。召喚した目的はただ一つ「善次郎にはアウラの婿になってほしい」ということだった。
突然の異世界召喚&結婚申し込み。ゼンジローの運命が大きく動き出す。
「理想のヒモ生活」レビュー感想
ジャンルとしては異世界ファンタジーで、異世界側から現実世界の主人公が召喚される「異世界に召喚された系」。王族の姫から国を救うために結婚してほしいと迫られる物語。エロ要素あり。
1巻の大きなストーリーの流れ
コンビニ帰りで気が付いたら異世界に召喚されていた主人公・ゼンジロー。召喚したのはカープァ王国を治める王女・アウラ。呼び出した目的はゼンジローと結婚することだった。
実はアウラの5代前の祖先が許されざる恋に落ち、結ばれるために異世界に旅立った。その子孫がゼンジローだという。カープァ王家の血を色濃く継いでいるゼンジロー。この世界における魔力量は分家筆頭クラス。しかも婿になった後は表舞台に出ず、何もしないで良いという。
実はカープァ王国は男尊女卑、男中心の社会。国を治めるアウラにとっては何もしないヒモのような婿の方が好ましいのだ。結果、ゼンジローは異世界カープァ王国で生きていくことを決意する。
結婚式を挙げてゼンジローの後宮暮らしが始まった。結婚式の夜、二人は初めて結ばれる(エッチな描画あり)。
結婚もつかの間、国内で高い地位を狙う貴族たちが「ゼンジローに側室を持たせてはどうか」さっそく動き出す。適当にはぐらかすアウラだったが…王となったゼンジローが全く後宮から出てこないのも不自然。多少は表舞台で活動できるよう、ゼンジローにこの世界の文化教育を行う家庭教師がつくことになった
…というストーリーが1巻の大きな流れです。
メインヒロインのカープァ王女アウラが美しくエロい
ここからは1巻を読んでのレビュー・感想です(個人差があります)
タイトルを見て、中身が予想できない「なろう系」作品は久しぶりです。俺TUEEE系が多い異世界もので「ヒモ生活」とは?自堕落で遊びほうけるヒモ生活はチート能力のある意味で対局に位置します。そういう意味では他作品とは異なる、異色な作品ですね。
物語を読み進めると、王族に婿として迎え入れられる「ヒモ」でした。ヒモなんてレベルじゃねーぞ!というツッコミはおいておき。
重要なのはメインヒロインの美しさなのです。
ここがダメだと読者から受け入れてもらえませんが…本作はどうかな?
すっごいのきたコレ (`・ω・´)
アウラめっちゃスタイル良いし美人でむちむちだし文句のつけようがねえ
(`・ω・´)
こんな美人のラブシーンがあるなんて。
作者さんありがとうの気持ちでいっぱいです。
欲を言えば、もっとエロいシーンがあって良い。少ないよ (`・ω・´)
タイトルで言うほどヒモ生活にならない
現実世界で「ヒモ生活」と言えば… 飲む打つ買うの三拍子。アルコールにギャンプルに女遊びなのですが、本作品はとても品行方正。後宮の部屋で映像作品みるくらいでしょうか。
仕事しないでよいだけで、ヒモと言うには弱い状況なのでは? というのが正直な印象。
しかも直ぐに家庭教師が付くみたいですし。
2巻以降はヒモどころか王宮の政治に絡んだゴタゴタが激しくなりそうな雰囲気です。
初エッチの後で女性に感想を聞く鈍感さ
ちょっとドン引きしてしまったシーンがあるんですけどね。結婚式を挙げた夜の初夜。二人は結ばれたわけです。
そしたら主人公のやつ「どうだった感想は」とか聞くんですよ。
童貞か?
初めて恋人と結ばれるドラマチックな夜ですよ。
マンネリ化した夫婦が新しいこと試そうぜとか、そういうのとは違いますよ。
終わった後で冷静に女性に対して感想聞く?
えっちいシーンは素晴らしいのですが、ストーリー全体で見るともっと盛り上がる山場や2巻以降が気になる引きが欲しいですね。
「理想のヒモ生活」アニメ化の可能性は?
原作の連載は終了、漫画コミックスは連載中。話の長さ(アニメ1クール12話で収まりそうか)ストーリーのわかりやすさ、キャラの個性度を考えると、アニメ化はちょっと難しいかなあ、というのが正直なところ。
というのはタイトルですね。原作小説の連載が始まった2011年から10年近くが経過。地上波で流す時に「ヒモ」って言葉がよろしくないでしょうね。男性と女性で差別ない社会に向けて日々進歩していますから。保母さんも保育士、看護婦も看護師と呼び方も変わっていますし。ヒモ生活ではなく婿生活だったら問題なさそうですけど。それだと過激さが足りないのかな。タイトル変更してのアニメ化で可能性があるかもしれません。
アニメ化を期待して待ちましょう