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漫画「チェンソーマン」が代表作の漫画家、藤本タツキ先生による読み切り漫画「ルックバック」。WEB漫画サイト ジャンププラスで公開された直後から内容・品質の高さも相まって話題作になりました。
しかし、2021年8月2日、編集部が「不適切な表現があったため、作中の一部を修正した」と発表。
ルックバックの何か問題だったのか、どの部分が差し換えられたのかについて解説します。
ルックバックの何が不適切だったのか?
「ルックバック」が公開されたのは2021年7月19日の0時。
多くの読者が2019年7月18日に起きた「京都アニメーション放火殺人事件」を思い出したことは間違いありません。ルックバックの内容は京アニ事件と同様に、12人の命が失われ、主要キャラも犠牲者となります。
このことからルックバックが誕生したのは、藤本タツキ先生が京アニ事件に強く心が動かされたからに違いありません。
今回の修正が入った問題点は「犯人が犯行に及んだ動機」の部分でしょう。
ルックバックの作中で、事件を起こす際の犯人の台詞が京アニ事件の犯人の動機と全く同じなのです。
遺族や関係者にとって、京アニ事件に終わりはありません。長く続くデリケートな内容でもあります。
「作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え」と編集部が判断したのも理解できますね。
「ルックバック」修正された場所は?画像で解説
具体的にどの場所が修正されたのか?編集部からは具体的な記述はありませんでしたので、ここで解説します。
以下の画像が修正前の画像です。京アニ事件の犯人が語っていた犯行動機を連想させます。
以下は修正後です。一般的な内容に差し変わりました。
その他にも、この事件が報道されるシーンでも具体的な内容から一般的な内容に差し変わっています。
ルックバック 修正に関するSNSの反応は?表現の自由など賛否両論
今回の修正について、TwitterなどSNSでは支持する・支持しないなど、様々な意見が飛び交っています。
「犯人像が変わってしまった事で意味がだいぶ変わってしまったな。」
「ルックバック一部修正。表現の自由とは何なのか」
「どの描写がどういった理由で変更になったのかを説明しないのは読者に不誠実」
「苦渋の決断でも作品無内容を変えたら別物なのでは?」
様々な意見が続いています。
SNSへのリンクを張っておきますので、ご自身の目でご確認ください。