「シュタインズゲート」はつまらない?あらすじストーリー設定と序盤のポイントをわかりやすく徹底解説!

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「おすすめアニメは?」と聞かれた時に「シュタゲは見ておけ。マジ神アニメ」と推薦されることが多い「シュタインズ・ゲート」。

シュタゲは熱狂的なファンが多い作品です。

シュタインズ・ゲートがどんな物語なのか簡単にで説明すると、軽いノリでタイムマシンを作っていた学生チームが壮大な事件に巻き込まれ、タイムリープ(過去に戻る)を繰り返しながら不幸になってしまう未来を変えようと戦い続ける物語です。

アニー
アニー

私もシュタゲはタイムマシンのように時間を飛び越えて何度もやり直しをおこなうタイプリープをテーマにしたSF作品の傑作だと思います。

ただし、初めて見た時は序盤がわかりにくく、見るの止めようかな… と感じた時がありました

多くの人が「名作だ」というので見続けたところ、中盤以降から一気に盛り上がり、最後は「本当に見て良かったな」「もう一度最初から視聴したい」と思えるほどの作品評価になりました (*´ω`)

この記事ではこれからシュタインズゲートを見る人・序盤を見ているが設定がよくわからない、という人に向けて、ポイントをわかりやすくまとめました。

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シュタインズゲート評価は?序盤の設定がわかりにくい

アニー
アニー

趣味でYahoo!知恵袋でアニメの質問に回答しているのですが、シュタゲの最初の数話を見て「よくわからない」「面白くない」「つまらない」と感じて離脱してしまう声を良く聞きます。私もそうだったので納得ですw

まず最初に、初めて見る人にとって「シュタゲが面白くないと思うポイント」について整理しましょう。

キャラがかっこよくない

主人公となるキャラ・岡部倫太郎(おかべ りんたろう)。まず彼の第一印象が格好良くないんですよねw アニメはイケメンキャラが主人公になることが多いのですが… 彼は髪はボサボサ・無精ひげ、そして中二病設定で自分のことを「鳳凰院 凶真(ほうおういん きょうま)」自称・狂気のマッドサイエンティストと言いだす始末。

そして同じラボで活動する橋田至(はしだ いたる)、通称「ダル」。いかにも「おたく」な発言と思考。
当時のネット掲示板「2ちゃんねる」で流行っていた言葉を多用。

ヒロインは牧瀬紅莉栖(まきせ くりす)と椎名まゆり(しいな まゆり)。

キャラクターデザインも少し「のっぺり」とした印象を受けるので、慣れるまでは正直きついところがあります。

「おたく」設定がキツい(と感じる人がいる)

本作は2010年に公開された作品。舞台は秋葉原。中二病な岡部倫太郎(オカリン)、オタク要素満載のダル、コスプレ少女のまゆり。

オカリンが繋がっていない携帯電話に向かって、あたかもどこかの組織と連絡をしているように(空の)会話をし、最後に「エル・プサイ・コングルゥ」と謎の言葉を残すところ。

ダルが「スーパーハッカー」的な活動をし、世間でいう所のキモオタ特有の発言を連発するところ。

まゆりがメイド喫茶でにゃんにゃん言っているところ。

このような設定・空気感に対して好意的に受け取ることができない人達もいるでしょう。

当時のネットスラングがよくわからない

キャラ同士の会話の中で2010年当時にネット掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」で流行したネットスラングが多く出てきます。

「ぬるぽ」「ガッ」
「~だろう常考(じょうこう)」
「~ですしおすし」

正直な所、現在25歳以下の人(放送当時15歳以下の人)が見てもよくわからないのでは (´・ω・`)

設定が古い。スマホではなくガラケー

10年以上前の作品なので設定が色々と古臭いんですよね。ガラケーがメインで使われているとか。秋葉原駅前の人工衛星が落ちるビル「ラジオ会館」も今では取り壊し・無くなってしまいました。

シュタインズ・ゲートが面白いと感じるのは何話あたりから?

アニー
アニー

ここまで、かなりひどいことを言ってきましたがw 裏を返せば「2010年当時のネットにどっぷりハマっていた人達の間ではかなり盛り上がったんだろうなあ」とも感じるわけです。舞台が秋葉原なので聖地巡礼的にも親しみやすいですし。

私もシュタゲを初見した時は序盤を辛く感じました。

特に1話~6話あたりの導入パートは岡部倫太郎の中二病的な台詞回し、世界観の説明もあって何を言っているのか良くわからない箇所があるし、話がどこに向かっているのか、何が伏線になるのかよくわからず。全部で24話もあるけど、このまま見続けて大丈夫かな?と不安になりましたw

シュタゲは7話から物語が動きだす。12話からは怒涛の展開に

面白さを感じるようになるのは7話あたりからですね。

電話レンジ(電子レンジ+携帯電話)を使うことで過去にメールを送信できるようになります(Dメール、と名付けられます)。
このDメールが送れるようになることで、物語が大きく動きだします

この辺りになると岡部倫太郎の中二病臭さ、ダルのおたく臭さにも慣れて気にならなくなってくるのも大きいですねw

そして12話で決定的な事件が発生ここからシュタゲのストーリーは一気に佳境に突入

予想外の出来事や、今まで張られていた伏線回収、序盤のオタ臭さはなんだったのかというくらいにスリリングなSF特有の展開が続き、終盤にはラブストーリー要素もあるという、中盤~後半にかけて怒涛の畳みかけ

視聴が終わった時には「神アニメと言う人がいるのも納得」という状態になれますよ

シュタインズゲートの「世界線」とは何なのか

シュタゲでよくわからず混乱するのが「世界線」の概念です。わかりやすく説明します。

タイムトラベルなどが起こり得ない通常の世界では時間軸が現在から未来に流れていきます。4月10日から4月15日にかけてA君とA君の友人達は平和な日常生活を送るとします。

もしもタイムトラベルが可能な場合、何らかの方法で4月15日から過去に戻った人間が4月12日時点でA君を殺害したとします。
このように過去の事象が変わってしまうと、この事象に影響を受けたダイバージェンスという数値が変わってしまい、世界は別の世界線へと移動します。

A君が元気で生きていた世界を「世界線 α」とすれば、A君が死んでしまった世界は「世界線 β」と言うことになります。

世界線αと世界線βでは、同じ4月15日であってもA君の友人たちの記憶や行動は違うものになります。4月12日を境目に、新たな世界線βとしての記憶が構築されるというわけです。

シュタゲではバタフライエフェクトが起こる

この世界線β にて、過去に戻って事象の変更が行われると更に別の世界線に映っていく、というわけです。このように些細な事象の変更が繰り返されることでも元の世界線からどんどん離れていってしまうわけです。バタフライエフェクトと呼ばれるものですね。

シュタインズゲートの「リーディングシュタイナー」とは何なのか

世界線の移動を感じ取るオカリン

シュタゲの主人公・岡部倫太郎に限り、世界線が変更される前の記憶が変更後の世界線に引き継がれるという特殊な能力を有しています。

「世界線が移り変わったにも関わらず、以前の世界線での記憶が受け継がれる」
これが「リーディングシュタイナー」の能力です。

先ほどの画像で確認しましょう。「世界線α」を進んでいた岡部倫太郎。4月15日まで時間が進んだタイミングで、何らかの方法で過去の4月12日にA君が死ぬ、という事象が発生したとします。

世界線がβに移行してA君は死んだ世界になるのですが… 世界線βの岡部倫太郎には世界線αで4月12日~4月15日まで元気で生きていたA君との思い出がなぜがある、ということです。

そして、岡部倫太郎はこのリーディングシュタイナーの能力を生まれつき持っていた、ということになります。

他の登場人達も「デジャブのようなものを感じるようなことがある」と言っているのですが… この感覚が特に強くなってハッキリと憶えているのが岡部倫太郎ということですね。

シュタインズゲートの「タイムリープ」とは何なのか

倫太郎たちが開発したDメール。過去の自分達にメールのメッセージを飛ばすことができるというものでした。

倫太郎たちは更に改良を加えて、過去に向かって「現在の記憶を飛ばして過去の自分に移植する」という仕組みを作り上げます。つまり「飛ばした先(過去)では未来の結果を知る自分が誕生する」ということになります。

自分自身の肉体ごと移動するならタイムトラベルですが、肉体は移動せずに記憶だけ飛ばすのでタイムリープです。
※リープ(leap)とは、跳躍する、跳ねる という意味

シュタゲではこのタイムリープを使って岡部倫太郎の過去に記憶を戻し、事件発生を止めるために戦う、というのが大きな話のポイントになります。

まとめ

シュタインズ・ゲートは初めて見る人にとって、序盤の1話~6話あたりまではよくわからない・難解な展開だと思われるかもしれません。

7話目あたりのDメールが完成してから話が一気に動きだして面白くなります。

「世界線」「リーディングシュタイナー」「タイムリープ」を理解した上でアニメを見るとわかりやすく楽しむことができますよ (*´ω`)ノ

以上、シュタインズゲートを見る上で参考になれば嬉しいです。

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